花束
森 常好のブログ 能楽

姨捨

今日は梅若靖記さんの「姨捨」がありました
三老女と呼ばれる、能では最奥の大曲です
ワキとしても大変気を遣う難しい曲だ

梅若恭行先生(靖記さんの父親)の七回忌の追善の
催しでした。
彼とは「道成寺」等、特別な曲では若い頃から
何度かお相手をさせていただきました

私の一つ年下ですが、今回の「姨捨」は
素晴らしかった

この能のシテは
姨捨山に捨てられた老女の霊であるが
その境涯を恨む事もなく
ただひたすらに月を愛でているのだ

序の舞いの後に「返せや返せ、昔の秋を」
という箇所で、謡いに併せた型がある
そこがとても良かった
泣けた

能には月をモチーフにした曲が多い
私も月を見て、様々な事を思い出す

見ている景色、月の形、何も変わらないのに
自分だけが年老いていく

能の定型は最後にシテが「失せにけり」となるのが
常だが、この曲はワキが先に幕へ入り
「独り捨てられて老女が・・・姨捨山とぞなりにける」
と、舞台にシテのみが残る

人の世を脱し、月の光に同化し、浄化した生命の姿なのか?

姨捨山に照る月を見て老女は何かを
返してほしいのだろう・・・

太鼓が入り、序の舞の中で
老女が月を見る型があり、1分位だろうか
舞いを止め、太鼓も打つ手を止める部分がある
老女の思いに時間が止まったように思える
舞いを一瞬止め、上座に座り月を見上げる

その後に情けも無く太鼓を打ち出す箇所がある
太鼓方の一番気を遣う部分だ

太鼓の打ち出しとともに、再び立ち上がり舞い出す
無情にもコツコツと時が過ぎていくのだ

こんな凄い型と間を誰が考えついたのだろうか
一緒に出ていてもたまらなく胸がキュンとなる・・・


花の会の報告

一調

元伯と船弁慶の一調を謡っています

打ち上げ1


打ち上げ会場での挨拶です

(撮影 西日本新聞社 宇田 懐)

同期会

久しぶりに同期会がありました
日常には必要としない人たちが集まると
その非日常さの爆発は大変な物です
なんで会うたびにこんなに盛り上がるのだろう

ここのところ飲む機会が多くて体がまた弱ってます
どうしても飲み過ぎに注意はしたいけど
調子があがってくると止まらないなぁ・・・
乾杯!

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明日は橘香会の後にお芝居を見に行きます
野田秀樹演出の −DIVER−
これは野田版の能楽です
海人をモチーフにした作品らしいです
主演のキャサリンハンターさんは
今年の春に能のお稽古をして、葵上等の能を見に来てくれて
能楽グッズもかなり買い込んでました
明日が楽しみです

泉の森

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今日は宝生会別会の後に<泉の森>というところに行き
薪能でした。演目は船弁慶、雨が危なかったのですが
霧雨程度で最後まで出来ました


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これは金曜日の小田原城の薪能の時に撮影したものです
すてきな場所でした

雨天中止

今日は、ランドマーク能二日目で、みなとみらいへ行ったのに
午後6:00過ぎより、突然の雷雨で公演中止になってしまいました
たくさんのお客様が来てくださったのに
残念なことです
この舞台はとても魅力的で
今日の大瓶猩々もシテの方と打ち合わせをして
能楽堂では出来ない演出を計画して、やる気は満々でした
急なことだったので雨天会場の準備が間に合わず
やむなく中止でした
誠に残念、
楽しみにして来てくださったお客様、
申し訳ございませんでした。

みなとみらい

ミナトミライドックヤード1

今日はみなとみらい<ドックヤードガーデン>での
薪能、「石橋」。

開演前に舞台を撮影してみました
天気予報により9:00頃より大雨との情報が入り
半能での開演になりました
初めて二段式の舞台に立ち
なんというか壮大な気分になりました
おシテも張り切って、上段の舞台から下段の舞台へ
飛び降りたりアクロバティックに演じてました
これはすごかった